看護師の転職は再就職手当で賢く!もらえる条件と受給額を徹底解説

退職したらもらえるお金
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退職後に転職活動をしている看護師さんが使える給付金の制度として、雇用保険(失業手当)の他に「再就職手当」があるのをご存知ですか?せっかく転職するなら再就職手当まで貰わないと損しちゃいますよ!

この記事では、再就職手当のもらえる条件や受給額、そして手続きの方法まで、わかりやすく解説していきます。転職するなら再就職手当も活用して、よりスムーズに転職活動を進めましょう!

 

再就職手当とは?看護師が知っておくべきこと

再就職手当とは、雇用保険(基本手当・失業手当ともいう)を受給している人が、安定した仕事に再就職したときに支給されるお金のことです。

何らかの理由で退職した人が、早く新しい仕事に再就職することを促すために作られました。

就職祝い金みたいなものですね。あなたも、条件を満たせば受け取ることができる制度なんですよ!
N主任
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雇用保険(基本手当、失業手当ともいう)とは、雇用保険に加入している人が退職した際にもらえる給付金です。 *諸々条件あり

 

再就職手当を受け取るための条件

再就職手当を受け取るためには、いくつかの条件を満たす必要があります。

  • 失業保険(失業手当)を受給している
  • 再就職先が決まった
  • 失業保険(失業手当)受給期間が3分の1以上残っている

 雇用保険(失業手当)を受給している

再就職手当が受け取れるのは、雇用保険を受給している人です。退職理由は自己都合退職でも、会社都合退職でも問題ありません。

再就職先が決まった

再就職手当が受け取れるのは、失業保険受給中に転職活動を行い再就職先が決まった場合です。

雇用保険(失業手当)の受給期間が3分の1以上残っている

再就職先が決まった時点で、雇用保険の受給期間が残り3分の1を切っている場合、再就職手当はもらえません

詳しくは後述しますが、再就職手当の金額は失業保険の受給期間が多く残っている方がたくさんもらえます。再就職先は早めに決まる方がお得です!
N主任
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>>再就職手当のご案内(厚生労働省)

いくらもらえる?再就職手当の受給額

再就職手当の受給額は、雇用保険の「基本手当日額」と、「再就職までの期間」によって異なります。

雇用保険「基本手当日額」とは、退職前6ヶ月の給与合計額を180(日)で割り、0.5〜0.8を掛けた額です。 (*上限額あり)

再就職手当 受給額の計算方法

再就職手当の計算式は以下の通りです。
再就職手当額 🟰 基本手当日額× 失業手当受給期間 残りの日数 × 給付率

給付率とは、

  • 失業保険受給期間が3分の2以上残っている →70%
  • 失業保険受給期間が3分の1以上残っている →60%

これは失業保険が3分の2以上残っている場合、「失業手当の70%をもらえる」という意味です。

例えばいくらもらえる?

仮に、基本手当日額が6000円、失業保険給付期間が90日あったが30日で再就職する事が決まった場合

→残りの給付期間:60日、給付率:70%

6,000(円)×60(日)× 0.7 =252,000円

もらえる再就職手当は252,000円になります。

実例!私の場合の再就職手当がもらえる額

9月30日に自己都合退職し、10月10日に雇用保険受給申込を行いました。

当方、30代 元夜勤あり常勤看護師。雇用保険加入期間は20年未満。

  • 基本手当日額は上限額の7,737円です。
  • 雇用保険の所定給付日数は120日です。

2ヶ月の給付制限期間を経て、雇用保険が支給されるのは12月17日からです。

仮定就職日 支給残日数 再就職手当支給見込み
1日も支給を受けずに就職 12月17日に就職した場合 120日分 537,180円
給付日数の3分の2を残して就職 1月26日に就職した場合 80日分 358,120円
給付日数の3分の1を残して就職 3月7日に就職した場合 40日分 153,480円

再就職手当はいつもらえる?受給までの流れ

再就職手当は、再就職が決まったことをハローワークに申請し受理されたら、一括で振り込みがされます。

振り込みがされるのは、ハローワークに報告してからおよそ1ヶ月後になります。

 

再就職手当をもらうための手続き

  • 失業手当受給期間を3分の1以上残した日に再就職します
  • 再就職が決まったことをハローワークへ報告します →ハローワークから「再就職手当支給申請書」が郵送で届きます
  • 再就職先から「採用証明書」をもらいます
  • 必要事項を記入した「再就職手当支給申請書」と「採用証明書」を提出します
  • 申請書が受理されたら、1週間後くらいに振り込みがされます

 

再就職手当をもらうメリット・デメリット

再就職手当をもらうことにも、メリット・デメリットがあります。

メリット

  • 一括でまとまったお金がもらえる
  • 再就職した1ヶ月目は、再就職先のお給料と再就職手当が入る

デメリット

  • 雇用保険(失業手当)でもらえる金額が減る(再就職手当でもらえるのは失業手当の60〜70%)

失業保険だけを考えれば、失業保険(失業手当)を満額もらった方が単純にもらえるお金は多くなります。

しかし、失業保険給付中は、必然的に前職で働いていた時より収入が減る状態になります。また、自己都合退職の場合、失業保険が受給されるまでに2ヶ月かかるため、ある程度の貯金が必要となります。

後々のことを考えると、失業保険を満額もらうまで就職しないというのではなく、早めに再就職をして再就職手当をもらう方がメリットが大きいのではないかと考えます。

 

再就職手当受給額を最大化するコツ

再就職手当を最大限に受け取るためには、できるだけ早く再就職することです

そのためには、

  • ハローワークの求人情報を積極的に利用する
  • 転職エージェント(看護師転職サイト)に相談する

などがおすすめです。

ただし、失業保険待機期間(7日)後、最初の1ヶ月間はハローワークまたは「職業紹介事業者」の紹介によって就職した場合しか再就職手当がもらえません!!

最初の1ヶ月のうちに再就職を決める場合は、「職業紹介事業者」認定がされている転職サイトを選びましょう。

 

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